どちらの5αリダクターゼが抜け毛に関係しやすい?
ジヒドロテストステロンというのは、発毛抑制作用を持っている物質で、男性型脱毛症の抜け毛を引き起こしたり、発毛を阻害して症状を悪化させる原因となるものです。
T型が生成するジヒドロテストステロンの量は、全体の30%から40%とされていますが、U型はなんと60%から70%ものジヒドロテストステロンを生成します。つまり男性型脱毛症を改善したり予防したりするためには、毛乳頭に近い部分に存在しているU型5αリダクターゼに対しての対策を行うことが優先となります。
もちろん、T型も少なからず抜け毛に関わっているので、まったく何もしなくて良いということではありません。
ですがより効率よく男性型脱毛症対策を行うためには、まずはU型を抑制するフィナステリド系の薬剤を使い、その効果を見極めてからT型に有効と言われるクリナゲンやデュタステライドなどを取り入れるのが効果的です。